昇段レポート 吉永 卓朗 弐段(2014年3月2日取得)
吉永 卓朗
弐段(焼津みなと道場)2014年3月2日取得
「初心にかえって」
一年程前だったと思いますが、大石最高師範から二段の審査を受けてもいいとのお言葉をいただきました。自分の直接の師である大石和美先生にも、挑戦してみろ!と背中を押されました。
正直、その時は押忍といったものの、自分が二段?と戸惑いがありました。
自分が入門した一七年程前、焼津道場には八名程の黒帯の先生、先輩方がいらっしゃいました。言葉が乱暴で申し訳ありませんが、大石先生含め当時の極真の二段といえば「化け物」みたいな人達でした。精神的にも肉体的にも尋常ではありませんでした。自分がその二段の審査を受けてよいものかと自問自答しておりました。
暫くたち、戸惑っているのは、ただ逃げているだけだと思い、入門当時のとにかく強くなりたい!という想いを思い出し、審査を受ける決心をしました。しかし同時に会社の方が忙しくなり、稽古時間が減ってしまし、弱気になっていた時がありました。そんな時、同じく焼津みなと道場で指導をしてくださっている田平先輩が「この状況で稽古をして、審査を受けて二段を許されたら吉永自身の自信にもつながるし、これからの指導にも深みが増すと思うよ」と言ってくれました。またしても初心に帰った思いでした。
武道空手道というのは道です。険しく厳しいですが、歩き続けなければいけないという大石最高師範のお言葉を胸に、自分の体がどうなろうと最後まであきらめないでいこう!昇段を許されたら、今以上に空手の稽古に精進しよう!と決意と覚悟を決めました。
審査当日の内容はまだまだ自分の未熟さを痛感しました。
二十人組手も田平先輩はじめ多くの方々の声援と、対戦してくれた人達の気持ちに支えられ、なんとか完遂することができました。昇段を許されたからには、極真の二段として恥ずかしくない様、日々の稽古に励みます。
最後になりましたが、常に挑戦することを教えてくださった大石代悟最高師範自分をここまで育ててくれた大石和美先生声が枯れるまで応援してくれた田平先輩当日仕事を抜けて激励してくれた、静岡西道場の長谷川先輩竜南道場の竹田君、静岡西道場の奥村君、そして焼津みなと、大井川道場の後輩、父兄の皆様、本当にありがとうございました。
押忍