昇段レポート 石井 新 初段(2015年2月22日取得)
石井 新
初段(福島県門馬道場)2015年2月22日取得
私が空手を始めたのは5才の時です。兄の空手の稽古をしている姿を見て、「かっこいいな。自分もやりたいな。出来る。」と親にねだったのを、おぼろげに覚えています。入門してからは体を動かしたり道着を着れるのがただうれしくて、稽古をしていました。
小学1年生の時、初めての試合で優勝したうれしさは今でも覚えています。それからは空手をするのが楽しくなり、稽古も週6日くらい、須賀川、白河、西郷、時には福島まで足を運んで勝てるように稽古をしていました。試合に出るたび相手もどんどん強くなるので、自分の未熟な部分を鍛えていきました。空手に真剣に取り組んでいる生活はハードでしたが、充実していました。しかし高校受験の時、約1年間空手から離れ勉強に力を入れました。受験も終わり、空手に戻った時、筋肉も落ち、体が思うように動くことが出来なく、私は少しでも時間をとり稽古をしていれば良かったと思いました。
あるイベントの時、門馬師範に呼ばれ、「黒帯になりたいか?」と言われました。私は突然の事だったので、気持ちだけで「押忍」と返事をしてしまいました。しかし改めて考えると、自分に黒帯になる資格があるのか・・・と思いました。再度、門馬師範から聞かれた時、1年間稽古が出来なかったという事もあり断りましたが、師範から「1年間出来なかった分、今から昇段審査まで取り戻すように頑張れ。」と言われ、昇段審査を受けることにしました。それからは、全力で稽古に取り組み昇段審査を迎え、全力でやることができました。
私はまだ空手のスタート地点に立ったばかりですが、みんなの目標となれるように、今以上に稽古に励みたいと思います。
今回の昇段審査にあたり、門馬師範をはじめ、応援して下さった皆様、ありがとうございました。
押忍