昇段レポート 鈴木 司 初段(2017年11月29日取得)
鈴木 司
初段(福島県門馬道場)2017年11月29日取得
私が門馬道場に入門したのは約11年前、幼稚園の年長の頃でした。
兄の空手をやっている姿を見て、自分もやりたいと思い入門をしました。
あれから11年の年月が経ち、今回黒帯を取得する事ができました。空手を習っているうえで自分の一つの目標が達成でき、大変嬉しく思います。同時に、ここまで成長させて下さった門馬師範、先生方、仲間のみんなに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます。
小学校低学年の頃は、大会に出場しても優勝や入賞する事は余りありませんでした。それでも、空手が大好きで県外の大会に出場したり、合宿や沢山の演武会にも参加しました。そして、数えきれないほどの辛い稽古を乗り越えてきた結果、少しずつ大会でも入賞する事ができるようになり精神的にも肉体的にも強くなったことを実感することができました。
しかし、中学生の頃に部活に熱中してしまい稽古に行くのが辛いと思う時がありましたた。 そんな中、1学年年上の鈴木統河先輩、大住柊太先輩達は自分と同じ条件の中でも絶対に稽古を休むことなく、部活と勉強、空手の両立を頑張っていました。そんな二人の姿を見て自分も頑張らなくてはいけないと思い、どんなに部活で疲れていたとしても、稽古に行く事ができました。 私は、二人の先輩達の姿が無かったら、部活と勉強を言い訳にし、挫折していたかもしれません。
中学2年生の時に2人の先輩と石井新先輩が昇段審査に合格し、黒帯を締めている姿を見て、お祝いの気持ちと同時に「かっこいい」、「羨ましい」、「自分も黒帯を締めたい」という気持ちになりました。黒帯の先輩達の背中を追いながら稽古、合宿、大会など全力で頑張ってきました。
そして、今年の7月の昇級審査の時に師範に「黒帯に挑戦してみろ。」とお言葉を頂きました。この時は本当に嬉しかったです。 審査会の1週間前から、緊張と不安な気持ちが沢山ありました。審査当日は、百富悠君と共に頑張りました。十人組手では、自分が想像していた以上に辛かったです。何度も心が折れそうになりましたが、先輩方や仲間の応援のおかげでやり抜く事ができました。
本当にありがとうございました。
師範から黒帯を頂いた時は、本当に嬉しくて涙が溢れてきました。ですが、これからが本当の空手修行のスタートです。今まで以上に頑張らなくてはいけません。自分の締める黒帯が価値のある帯になるよう、門馬道場の黒帯を締める者として恥じのないよう、常に向上心を持ち、稽古に精進していきます。師範、先生方、先輩方、これからも宜しくお願いします。
押忍