昇段レポート 中又 日本 初段(2013年3月3日取得)
中又 日本
初段(静岡本通道場)2013年3月3日取得
自分が極真空手の存在を知ったのは、小学校一年生の実家にあった空手バカ一代というマンガ本を読んだのがきっかけでした。叔父が極真空手の稽古をしていると聞き本の内容をたずねたところ「実在の人物なんだよ」と教えてもらい、空手の世界にはすごい人がいるんだと子供ながらに思いました。
33歳の時、友人の勧めで憧れの極真空手に入門しましたが、仕事と稽古の両立に悩むなか「押忍と道場の扉を開けるだけで、弱い自分に今日一日勝つんだよね」と古参の先輩に声をかけていただき、救われる思いで挫けずに8年間道場に通うことができたと思い感謝しております。
入門当時、長澤師範から「相撲取りは強いよ」と話がありましたので、知り合いの元相撲取りにたずねたところ「本当に強いのはあなたのところの大石最高師範だよ、長年空手をやって人間の急所を知り尽くしているはず、ああいう人が一番強いんだよ」と言われました。長澤師範が認める相撲取り、相撲取りが認める大石最高師範、その大石道場に所属している自分を誇りに思いました。
このたび長澤師範より公認審査会のお話をいただき、大石最高師範の前で昇段審査を受審させていただきました。型、補強、連続組手と正直息が切れ内容が思い出せないほどきついものでしたが、必死になって何事にも当たれば自分なりの答えが出るものだとつくづく思いました。
先日長澤師範から昇段審査合格の連絡をいただき、あらためて黒帯を締めることは何を意味するのかと考え、自分なりに8年前の気持ちに戻りお陰様の思いを忘れずに精進していきたいと思いました。
最後になりましたが大石最高師範をはじめ長澤師範、先生方、黒帯の先輩方の御指導のお陰で昇段することができました。これからも恩を忘れずに道場の方々と切磋琢磨していきたいと思います。
押忍